環境問題への動悸付け

http://d.hatena.ne.jp/teraiman/20060205
返信の返信。

……そういう大前提を、説明からぶっ飛ばしちゃってる僕はちょっとまずいな。

環境問題を宗教化してしまっている人もいるので、簡単に大前提を示せるなにかがあればいいんですけどね。

環境問題に取り組む理由は別に崇高でもなんでもなく、単なる独り相撲みたいになって動機が色褪せる気がする

環境問題に必要なのは崇高さではなく、切実さだと思います。
そして切実さを生み出すのは冷たいまでの現実の把握ではないかと。
ようするにこのままだと死ぬよって事。

まぁ、そこまで切実になってないって事はまだそれほど問題じゃないって事なのかもしれませんが、気付いたときには遅いっていう場合もありますので気をつけないといけませんね。



切実さ以外の動悸付けとしては、環境問題の経済化が手っ取り早いかもしれません。

現在の経済は工業に頼ってしまっていますが、自然環境をより巧く利用すれば(って言い方悪いけど生態系の摂理に従ってってことです)、より生産的でかつ生態系に適合した生産手段を手に入れられるんじゃないかと。

そうすれば経済性と環境性ってのがコンフリクトを起こさず一致することができそう。
自然のエネルギーってすごいですからね。
まぁ、一歩間違えば致命的なダメージを生態系に与えそうですが。
(そうなると環境問題が人間だけの問題じゃなくなり、生態系全体の問題になりそうですね。。。どっちみち、より切実になるのは間違いなさそう。)


現在の人類は生態系のセーフティネットにギリギリ守られながら、その中でむりやり工業的なむちゃをやっているわけです。
そうじゃなくて、直に生態系を利用するやり方に切り替えればより自然に生きれるんじゃないかなぁと。(農業とかがそうだったわけですが)

自分が本気で環境問題に没入するためにはなにが必要かと思い返して、前述のエントリ http://d.hatena.ne.jp/teraiman/20060204/p2 を書いた。

つまりそれは、本当に環境問題のスケールを大きくすべく、「地球様(今の生態系)」という主人公を新たに持ち出そうということ。

ようするに「地球様」からどれくらいの恩恵を受けているのか、現在の工業化社会の中では気付きにくいものを、どう現実的に直に提示できるのかということですよね。


21世紀は必然的にそういう工業から新たな農業へのシフトの時代になるのでないでしょうか。


と、評論家みたいな事を言ってみる。


#しかし、どんな話題でも自身の活動に結びつけられるid:teraimanさんはすごい。
#そして、環境問題についてこんなに語ってしまった僕ですが、じゃあ自分に一体なにができるのかっていうとよくわかりません。
#とりあえず現実を冷たく見つめ続けようと思います。