小さな大学がOpenOffice.orgとLinuxで大きな経費節減

http://japan.linux.com/opensource/05/04/08/036255.shtml?topic=1

Duncanによると、大学職員らは当初、「本当に無料の製品が450ドルもするMicrosoft Officeの完全な代わりになるのか」という疑いを持っていて、そのためだけにOpenOffice.orgの受け入れを渋っていた。しかし Duncanはある日偶然、彼らの目を開かせるのに役立つ本に出会った。

「僕はクリスマス休暇を終えてニュージャージーからオクラホマに車で帰る途中、ふと思い付いてナッシュビルの終夜営業の本屋に立ち寄ることにした。そこで『OOoSwitch: 501 Things You Wanted to Know About Switching to OpenOffice.orgOpenOffice.orgへの乗り換えのために知っておきたいこと501)』という本を見つけたんだ」。この本では、彼がこれまでに耳にしたあらゆる否定的意見に対して、その作業をOpenOffice.orgで行う方法が説明されていた。Duncanはこう語っている。「今では、誰かが『OpenOffice.orgでこれはできないだろう』と言ってきたら、そのたびにこの本を見せて『いや、できるよ』と言ってやるんだ」。

工夫はそれだけに留まらなかった。45台の古いPentium 133マシンにRAMを上限まで増設し、障害のあるハードディスクを取り外して、CDから起動する新しいKnoppix Linuxマシンとして生まれ変わらせたのだ。このリサイクルされたワークステーションはキャンパス内のあちこちの公共エリアに配置され、管理・保守しやすいインターネット用マシンとして利用されている。「これらのマシンは監視も再設定も必要ない。ただ再起動すればいいだけだ」とDuncanは語っている。

我々はOpenOffice.orgMicrosoft Officeの差額で経費を節減し、使用可能なコンピュータの数を2倍に増やすことができた。