japan.linux.com | オープンソースのグラフィックアプリをそろそろ統合しよう

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オープンソースの世界では、製品の統合化はまだ遅れている。ほとんどのオープンソース製品は個別に開発されており、その傾向はグラフィック・アプリケーションの分野で特に顕著だ。しかし、もしDTP開発者とグラフィック・アーチストをターゲットとする3つのアプリケーション ─ GIMPInkscape、Scribus ─ を1つのパッケージにまとめたとしたら、それは強力なハーモニーを奏でることだろう。共通のインタフェースを作成し、機能を統合することを、それぞれの製品の開発者がやる気になればだ。

以上の3製品を統合するのは大仕事だろう。だが、困難はあろうとも、現実味のあるシナリオが私には見える。GNOME GUIガイドラインに従う共通のユーザ・インタフェースを各製品に実装することに、さまざまなイニシアチブの開発者が合意する、というシナリオが。 GNOMEスタイルのアイコン、カラースキーマ、レイアウト規則が「製品ライン」全体のルックアンドフィールに統一感をもたらすだろう。ドラッグアンドドロップコピーアンドペースト、カラー管理テクニック、フォント仕様などの一般的な機能がシームレスに統合された結果、相互運用の問題は解消される。