使える GUI デザイン:フリー/オープンソース・ソフトウェア開発者のための手引き

オープンソース・ソフトウェア開発者がアプリケーションの GUI をデザインする際に守るべき 5 つの点に関して考察しています。
ちなみに Creative Commons License です。

和訳
http://www.emptypage.jp/translations/benroe/gui.html

あなたのアプリケーションを使うことに費やされた努力というのは、ユーザーのやろうとしている作業を片付けることには貢献していない努力なのです。 Alan Cooper の 2 冊目の著作、「About Face 2.0」から、このことをうまく要約しているふたつを引用することにします。

1. 「ユーザーは賢く、そして多忙であると考えよ」
2. 「どんなにクールなインターフェースでも、それなしで済むに超したことはない」

本稿の残りの 4 点はこの原則の特別なケースであるというのにすぎません。

1) Fitt の法則
1. よく使われるコントロールは大きく、目立つようにする。
2. スクリーンの端と四隅に配置されるコントロールは事実上無限に広がっているとみなすことができる。
3. スクリーンの端や四隅から 1 ピクセル離れてコントロールを置くようなことはしない。

2) 不必要なインターフェース
1. ユーザーの通り道につまずくような石を置かない。
2. ポップアップダイアログは役に立つ情報を含んでいる場合にのみ使う。
3. できるだけ非モーダルなステータス表示をする。

3) コンピュータのパワーを使え
1. コンピュータはパワフルだ: コンピュータのパワーでユーザーを助けよう。
2. 似ているアイテムを区別しやすくしてあげよう。
3. アプリケーションの設定は記憶する。

4) アイテムは区別しやすく見つけやすく
1. 異なることをするアイテムは区別しやすく
2. ユーザーを選択肢でおぼれさせない
3. 選択していたりフォーカスのあたっているアイテムは目立たせ、読みやすいようにする